4-2 聴いた情報を分けて整理する
【事例】第6話 事実と経験で分けて整理する
今日は試験の最終日。さとしもあなたも今日で試験が全て終わったようだ。前日徹夜で試験にのぞんださとしは、試験が上手くいったことで、変なテンションになっている。
よっしゃー!テストも終わった!後は夏休みだけだっ!!ラリホー♪
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おいおい、エントリーシートは提出したのかよ?
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あ、やべぇ、わずれでだー。うー、今日はもう眠りてぇ・・・。
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おい、眠る前にさ俺のエントリーシート見てくれない?この前さ、お前が調べて根拠増やしてるの見てさ、おれもやってみたんだよ。
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さとしがあなたのエントリーシートを見ていると、またもやつとむ先輩登場です。
おーっと、徹夜明けの仲良し二人組はっけーん!
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(つとむさん、大学に来すぎだよな・・・。この人本当に働いていんの?)
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なに、二人でこそこそ話してるんだよ。お!二人でエントリーシートの見せあいっこですか?仲良しでしゅねー。どれどれ、俺にもみせてみろよ!
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そう言うと、つとむは二人のエントリーシートを読み始めた。
ほー、二人ともレベル上がってるじゃねーか。ちゃんと“聴く”作業してるって伝わってくるよ。いいねいいね。そんな頑張っている後輩にちょっとアドバイスしちゃおかなぁ。
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何っすか?
何ですか?
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沢山“聴いた”情報はな、いづれは根拠になるわけだ。で、根拠には、事実と非事実と2種類ある。それを上手く使いこなすためには、聴いたときにこの2種類で整理しておくことなんだなぁ~。
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根拠を整理?
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【解説】聴くを2つに分けて整理する
大量な量の”聴く”を2つに分けて考えます。1つは経験を源とした”聴く”でこれは自分が主語となって蓄積されます。もう1つは事実を源とした”聴く”。これは経験以外の全てが含まれます。このように”知識”を貯める時に整理して入れることでそれを使う時-自分の意見を支える根拠として使う時-に大変便利かつ、効率的になります。